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2009年 07月 18日
あっという間に、子ども達の夏休みがやってきました! これから40日あまり、給食の有難さが身にしみることでしょう・・・。 『はちうえは ぼくに まかせて』 ジーン・ジオン 作 マーガレット・ブロイ・グレアム 絵 もり ひさし 訳 ペンギン社 原書初版 1959年 日本語訳 1981年 (小学校低学年~) トミーは、旅行に出かける近所の人の鉢植えを預かることになりました。 1日1鉢 20セント です。 パパは仕事が忙しくて、夏休みにどこにも行かれないから 好きなことをしていい、と言ったのです。 鉢植えの世話が上手なトミーは、熱心に世話をし、剪定までして、 元気な鉢植えをお客様たちに返します。 そして、夏休みの終わりに、うれしいサプライズが! まだ小さい男の子が、どこにも連れて行ってもらえない夏休みを 自分ですてきな夏休みにしていくパワーが頼もしいですね。 海外の子どもの本には、子どもが自分でアルバイトをして欲しい物を買う というシーンが描かれていることがあります。 それも、親や祖父母から、ちょっとのお手伝いで法外な報酬を得るのではなく(笑) 他所の人から妥当な額の報酬を受けるのです。 トミーは、最後まで自分だけで責任を果たしました。 それも、図書館で調べて、植物がより良くなるよう、心を込めて! 1959年に出版されたこの絵本 、50年に渡って読み継がれてきた底力を感じます。 青・黄色・緑だけの、優しいくてシンプルな色使いも心を和ませてくれます。 都会に住む子ども達は、きっと共感を覚えるのではないでしょうか。 特別なことをしなくても、子どもが自分で考えて思う存分やってみる時間を 持たせてあげるような夏休みも、すてきですね。 長~い夏休みが、驚きと楽しさでいっぱいになりますように。 アン
by books-05
| 2009-07-18 12:27
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