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2010年 01月 13日
こんにちは。寒波襲来で全国的に荒れ模様だそうですが、みなさま大丈夫ですか?
東京は風が強く、とても寒いですが、空は晴れ渡っています。 雪が降っている地域の方、どうぞお気をつけ下さい。 さて、青青先生に年をまたいでお借りしてしまった、岡田淳さんの本です。 著 岡田淳 絵 太田大八 偕成社 1985年 (小学校高学年から) ある日、6年生の悟は校庭で ダレカ と名乗る不思議な黒ネコに会います。 ダレカは悟を “もとの世界では2分間” の冒険に連れ出します。 世界中で一番たしかなものに姿をかえたダレカを見つけ出し、抱きしめて「つかまえた!」 といえば、元の世界にもどれる、というルールです。 森でダレカを探してるうちに子どもたちが集まる広場に出ます。 そこにいる子どもたちは、悟の学校の生徒で、知った顔ばかり。 でも、彼らは悟を知りません。 子どもたちは、順番に、男女二人ずつ、竜の館へいかなければなりません。 何も知らない悟は、かおりと一緒に竜の館へ行くことに。 しかし、それは いけにえ になるも同然でした。 途中出会った老人は、『この世界は、人間の若さと引換えに、竜の魔法で守られている』と言いました。 知恵と力で竜と闘い、勝てば魔法がとけ、負ければ老人にされてしまうのです。 そして、老人から 選ばれた者のみが許された剣 を授けられ、竜に挑みます。 竜の館に集まった子どもたちは、それぞれ自分こそが選ばれた者だと思っています。 お互いに話すこともしません。自分以外の者は勝てず、気の毒だと思っているからです。 しかし、彼らは力を寄せ始めます。 とくべつなだれかが自分だけで竜をたおすのではなく、ひとりひとりがたとえ自分たちの戦いには負けても、あとのみんなに情報をつたえていき、みんなで戦う、こいうことを実感として受けとった。 (本文中より) 悟は世界中で一番たしかなものを見つけられるでしょうか。 すばらしいです!本当に!! 自分というものや、友達や学校のことで悩んだり、迷ったり、自信をなくしたりした時に、 きっと、内から支えてくれると思います。 岡田さんの作品によく感じられることですが、愛・勇気・自己肯定など、真正面から語ったら照れてしまうけれど、語らずには済ませられないことが、物語の中にとても自然に織り込まれています。 今まで出会った、私にとって大切な言葉たちが集まってきて、つむじ風のようにくるくると渦巻いて通り過ぎていったような感じがしています。 多くの子ども達に、そして大人にも、この本を読んで欲しいと願います。 みなさまのお子様に手渡していただけたら、とても嬉しいです。 こういう本との出会いがあるから、本はやめられません。 “世界中で一番たしかなもの”をぎゅっと抱きしめながら、お読みいただけたらと思います。 カバーをとると、ダレカが。 心憎い演出。 参りました! 寒いので温かくしてお過ごしください。 アン
by books-05
| 2010-01-13 15:33
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