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2010年 03月 10日
こんにちは。昼になり、雲間から日が差してきました。
昨晩の雪は、朝には屋根にうっすら残っているだけでした。みなさまのお住まいの地域はいかがでしょうか?今年は本当に雪が多いです。 「幸福に驚く力」 清水眞砂子 かもがわ出版 2006年 新聞でも大きく取り上げられたのでご存知の方も多いと思いますが、 著者の清水眞砂子さんは「ゲド戦記」の訳者で、先日、34年間お勤めになた青山学院女子短期大学で最後の授業を終えられました。 この本は、清水真砂子さんの5つの公演が収められています。 主に、“子どもの本”についてですが、お話しの内容は幅広く、明快で、ユーモアにあふれ、そして深く、お聴きになった方はきっと時間が経つのを忘れて引き込まれたことでしょう。 ことばについて、本を読むということ、女性のこと、翻訳について、などなど、どのお話も、考えを深めるきっかけを与えてくれるものでした。 私が印象に残ったのは、個性について。あちらでも、こちらでも “個性が大切!”というのを耳にしますが、凡庸な私は、「そんなこと言われても・・・」とプレッシャーに感じてました。子どもの頃から、秀でた才能があって、それを個性として伸ばしていかれる子は、少数でないかと思います。私は、自分が何が好きか、何がしたいか、だって、ずいぶんウロウロして、30歳半ばにしてやっと気づいたくらいですから(笑) でも、気づけたのは幸運だと思っています。 清水真砂子さんは、よく言われる“個性”は“違い・差異”であって、“個性”いうのは長年かかってにじみ出てくるものだ、とおっしゃっています。なんだかホッとします。 特別な何かがなくても、与えられたことをしっかり引き受けていけばいいんですね。 そして、鋭い批判もなさっていて、覚悟のある方だと思いました。一言の後ろに、膨大な知識と深い思考を感じます。 とても素晴らしい本でした。 私は、子どもの本は大人も是非読んで欲しいと思っているのですが、その思いを清水真砂子さんに後押しして頂いた様で、嬉しかったです。 子どもの本は、ハッピーエンドなんです。酷い大人が出てきても、悲惨な状況であっても、未来に希望が持てるように描かれています。「どうせ・・・」と思いがちな大人にこそ必要なのではないでしょうか。 どうせなら、明るい気持ちで過ごしたいじゃないですか^ ^ 「ゲド戦記」もとてもいいですよ。長いですが、ぜひ挑戦してみてください。私も、読み返したくなりました。 では、みなさま、良い1日を♪ アン
by books-05
| 2010-03-10 14:43
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