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2010年 04月 24日
おはようございます。
今日は光まぶしく晴れわたっています。 『親鸞』 (上) 五木寛之 講談社 2010年 今年の1月1日に出版された新しい本です。 昨年には 津本陽『無量の光 親鸞聖人の生涯』 も出されています。 親鸞ブーム? それにしても、著者が違うと、描かれる人物の雰囲気もだいぶ変わります。 歴史小説を読む楽しさでもありますね。 津本陽さんの著書は、大人になってからの親鸞聖人が描かれています。 とても固くて真面目で一途な親鸞さん。 文体も、重々しい感じです。 五木寛之さんの『親鸞』は、幼少時代から綴られていきます。 真面目さ、一途さは同様ですが、大胆さ、頑固さも強調されていて、より人間味あふれ、親しみを感じます。 そして、(上)は比叡山で修行する30歳くらいまでですが、モテてます! 女性の思いつめた眼差しや、一途な思い、良い香りに、くらくらする親鸞さん。 煩悩を断ち切れずに苦悩します(笑) 一番大きな悩みは、それではないんですよ。 「人はなぜ苦しみながら生きなくてはならないのか」 「仏とは、そもそもなんのか」 偉いお坊様でも、突き詰めて考えると気が狂うので、考えないほどの根源的な問いです。 五木寛之さんの『親鸞』 とても面白かったです。 柔らかい文章、超個性的な登場人物、読みやすいです。 おすすめです♪ 早く (下) を読みたいのですが、うっかり図書館の予約を入れ忘れ、あっと思ったときには時既に遅し・・・。 145人待ちです(涙) え~ん。 (下)を読む頃には(上)の内容忘れちゃうよ~。 待っている人がずら~り。図書館に返しに行ってきます。 みなさま、良い週末を! アン
by books-05
| 2010-04-24 11:58
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