カテゴリ
全体 すみれ文庫 開館に向けて すみれ文庫 はじめまして! すみれ文庫 お約束&入会方法 すみれ文庫 開室スケジュール 今日の すみれ文庫 すみれ文庫 お知らせ すみれ文庫 ご報告 すみれ屋 読み聞かせ 原画展 みんな、おなじ空の下で 天然酵母パン 暮らしの中より タグ
おすすめ♪(135)
絵本(101) 幼稚園頃~(83) 小説(72) 児童文学(67) 小学校中学年~(48) 小学校高学年~(45) 小学校低学年~(39) 中学生以上(31) エッセー(17) 梨木香歩(14) 自然科学(12) ファンタジー(11) 宗教 哲学 思想(9) あかちゃん~(9) 岡田淳(8) ノンフィクション(8) 子どものこと・子どもの本のこと(7) 松岡享子(4) エーリッヒ・ケストナー(4) 以前の記事
2015年 01月
2014年 07月 2013年 11月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 more... お気に入りブログ
検索
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
画像一覧
|
2010年 07月 09日
おはようございます。
このところ、娘は何かと忙しく、図書館で借りても、読みきらずに返すことが多いので 「弟には内緒ね!」と買ってしまいます。 でも、買った本にかぎって一気読みするんですよね~。 おまけに読むのが早いので、本当にあっという間です。 あ~、借りればよかった、ということもしばし。 『12歳』 椰月美智子 講談社文庫 2007年 (単行本は2002年) 主人公は、鈴木さえは6年生。 運動神経がよく、ポートボールが大好き。 運動だけではなく、なんでも器用にこなす さえですが、飽きっぽく、なにか1つを追求することが苦手な自分に、少し不安を感じています。 私も、何かになれるんだろうか・・・。 そして、自分が自分でないような、頭と身体がちぐはぐな感覚、「人間離れ」に襲われます。 好きなことを無邪気に楽しんでいた自分はどこにいってしまったのでしょう? 子どもでもない、おとなでもない、揺れ動く12歳の少女の心が丁寧に描かれています。 こんな時代、あったかな~?(笑) こんなにいろんなこと、考えてなかったなぁ~。 「人間離れ」は、今でもできますよ! 鏡の前で、じーっと自分を見つめます。 そうしていると、だんだん自分が自分でないように思えてきます。 鏡の向こうにいる人が誰だか分からなくなってくる・・・。 わ~! 子ども時代は怖くて、「人間離れ」しそうになると、慌てて別のことを考えていました。 今は、じーっと見ていると、見たくないものが見えてしまうので、目をそらします(笑) 自分の顔なのに、自分では直接見られないって、当たり前だけど、不思議ですよね。 さて、12歳の娘の感想は。 「面白かったけど、私とは違う」とそっけない。 こういう小説って、大人だからこそ、子ども時代を思い出して、味わえるのかもしれません。 ”12歳”を美化も誇張もしておらず、とてもよかったです。 ごく普通の生活の中で、いつの間にか、でも確実に変化していく さえちゃんが、リアルでした。 これは買ってよかったです^ ^ 読みたい方、お貸しします! 夏休みの読書にもおすすめ♪♪ みなさま、今日もよい1日を! アン
by books-05
| 2010-07-09 09:13
|
ファン申請 |
||