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2010年 12月 30日
今年も あと2日となりました。 みなさま、お忙しくしていらっしゃることと思います。 私は、のんきにブログを更新^ ^ 今年も いろいろな本に出会いました。 みなさまに教えていただいた本もたくさんあります。 星の数ほどある本のうち、一生涯で読める本はごくわずか。 どの1冊との出会いも運命的です。 すてきな本と私を結びつけて下さって、ありがとうございます! 今日は、来年の干支 うさぎ が主人公のこのお話しを。 『グレイ・ラビットのおはなし』 アリソン・アトリー 訳 石井桃子 / 中川李枝子 絵 フェイス・ジェイクス 岩波少年文庫 原書初版 1929~1932年 邦訳初版 1995年 (小学校中学年~) 本書には、4つのお話しが収められています。 うぬぼれやの野ウサギのヘア、いばりやのリスのスキレル そして、ちっともいばりやではない、灰色ウサギのグレイ・ラビット。 3匹の森での暮らしは、楽しく、可笑しく、厳しいのです。 甘いだけでなく、ぴりりと辛味も効いているのがいいですね。 働き者のグレイ・ラビットは、ひとり、いつも忙しくしているのですが、 彼女は、みんなが寝静まった夜中、こっそり、家を抜け出します。 そして、夜の森のあまりの美しさに、自分を解放して、おもわず宙返りします。 傍から見たら、そんなに頑張らなくてもいいのに、と思うのですが、 真面目な人は性分ですから、なかなかそんなことできないんですよね。 信じてもらえないかもしれませんが(笑)、私にも、そんな時期があったので、 グレイ・ラビットの気持ちは、よく分かります。 このシーンは、とても印象的です。 さて、岩波少年文庫版では、フェイス・ジェイクスさんの挿絵です。 表紙のアップです。 きりっとした印象のすてきな挿絵ですね。 出版当時の挿絵はこちら マーガレット・テンペストさん。 挿絵画家として、確固たる地位にあったそうです。 やわらかく、あたたかみがあります。 こちらは、『グレー・ラビットとヘアとスキレル スケートにいく』の表紙のアップ テンペストさんの絵の雰囲気が、よくお分かりいただけると思います。 このテンペストさんの挿絵が、ほぼ全てのページにふんだんに描かれているのが、 絵本版の『グレイ・ラビットのおはなし』(1枚目の写真右側)です。 その美しさは、うっとり、ため息ものです。 残念ながら、絶版になっており、古書でしか買えません。 2800円のこの本が、5000円もします! ぜひ、図書館などで、ご覧になってみてください。 さて、みなさまは、今年はどんな1年だったでしょうか? 私は、とても出会いに恵まれた1年でした。 本・料理・音楽・絵などの話題を共有できる方々との 新しく始まったお付き合いは、 私の世界を、広げてくれました。 長いお付き合いの方、私のことを、よ~く分かった上で、 あたたかい目で見てくださってありがとうございます! どうぞ、来年もよろしくお願いいたします。 みなさまと、全ての人に、たくさんの幸せが訪れますように! よいお年をお迎えください。 感謝をこめて。 アン
by books-05
| 2010-12-30 14:54
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