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2011年 09月 11日
刺すような日差しの中にも、ふっと秋の空気を感じます。
昨日は阿佐ヶ谷の「このあの文庫」に行きました。 夏休み中お借りしていたトルストイは結局読めずじまい。 子どもだったら、夏休みの宿題終わらなかった、なんてこと(ほぼ)許されませんよね。 「子どもって大変だなぁ」なんて思いながら歩いていると、通りかかったお花屋さんから私を見つめる視線を感じて・・・。 あー たくさん並ぶ花の中で、そこだけスポットライトが当たっているように見えるのはどうしてでしょう。 「待ってたのよ」 と、ばっちり目が合ったワレモコウ。 大好きな花。 オミナエシとユキヤナギが一緒です。 野山のワレモコウよりは線が細く過保護な感じ。 野生の草花は威厳と力強さがあって、触れることさえためらわれるようなオーラを放っていますからね。 往きは「このあの文庫」のお土産に、帰りには私のために。 美しい秋をニヤニヤと抱きしめるのでありました(笑) そして、こちらも美しさにため息が出ます。 『にぐるまひいて』 ドナルド・ホール バーバラ・クーニー ほるぷ出版 1980年 (原書初版 1979年) 10月。 この1年間にみんなが作り育てたものを何もかも にぐるまに積んで、お父さんは町にでかけます。 ひつじの毛 てぶくろ はちみつ ろうそく ほうき りんご それから、それから・・・。 すべて、お父さん・お母さん・男の子・女の子の家族全員で作ったもの。 売ったお金で必要なものと家族のお楽しみの品を買って、お父さんは帰ってきます。 そしてまた1年、家族みんなでいろいろなものを作ります。 お話しはこれだけ。 とてもシンプル。 バーバラ・クーニーの絵は、本当に美しい。 誠実で妥協のないということの美しさ。 私の知らないところで、知らない方の命がかけられている私の生活が、ふと頭をよぎります。 私たちがこの絵本のような生活に戻ることはできないでしょう。 でも、それでも、ほんの少しでもいい方法、いい暮らし方があるのではないか、あって欲しいと思うのです。 このお父さん・お母さんのように、私たちおとなは、子どもたちに何を示せるでしょうか。 明日は十五夜ですね。 夕べのお月様もきれいでした。 谷川俊太郎さんの詩 「生きる」 が震災後、多くの人の心に響いているようです。 私にとっても、とても大切な詩。 生きているということ いま生きているということ で始まる詩の1節 すべての美しいものに出会うということ 美しい花、美しい絵本、美しい月、子どもの目・・・日々、美しいものに出会います。 そして、こう続きます。 そして かくされた悪を注意深くこばむこと 本当に気をつけないと。 美しいということ、よく考え、よく感じなければ。 アン
by books-05
| 2011-09-11 08:45
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