カテゴリ
全体 すみれ文庫 開館に向けて すみれ文庫 はじめまして! すみれ文庫 お約束&入会方法 すみれ文庫 開室スケジュール 今日の すみれ文庫 すみれ文庫 お知らせ すみれ文庫 ご報告 すみれ屋 読み聞かせ 原画展 みんな、おなじ空の下で 天然酵母パン 暮らしの中より タグ
おすすめ♪(135)
絵本(101) 幼稚園頃~(83) 小説(72) 児童文学(67) 小学校中学年~(48) 小学校高学年~(45) 小学校低学年~(39) 中学生以上(31) エッセー(17) 梨木香歩(14) 自然科学(12) ファンタジー(11) 宗教 哲学 思想(9) あかちゃん~(9) 岡田淳(8) ノンフィクション(8) 子どものこと・子どもの本のこと(7) 松岡享子(4) エーリッヒ・ケストナー(4) 以前の記事
2015年 01月
2014年 07月 2013年 11月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 more... お気に入りブログ
検索
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
画像一覧
|
2012年 05月 04日
昨年は子どもの本一色でしたが(大人の本にどうにも手が伸びなかったからなのですが)
最近また、なんとなく小説も読むようになりました。 ブログを書き始めたばかりの ほがほがと頼りない気持ちを思い出しています^ ^ 『格闘する者に〇』 三浦しをん 新潮文庫 2005年 (単行本2000年) 三浦しをんデビュー作 儚くもバブルがはじけた後の就職氷河期。 女子大生 可南子が夢の漫画編集者へ向かって始動開始! しかし、その道は困難を極めます。 部屋が漫画で埋もれようと、家族に冷たい視線を投げられようと、そんなの痛くも痒くもない。 だが、こんなに漫画を深く愛しているのに、会社は、そんなこと聞いちゃいない。 出版に携わるものがこれでよいのか! という可南子の咆哮が聞こえてきそうです。 せめて、本を漫画を愛する人に面接して欲しい。 その気持ち、よーく分かります。 私もね、図書館で働きたくて面接に行ったら、業務委託とはいえ、本への愛を感じない極めてビジネスライクな面接でしたよ。。 と、ここで愚痴っても仕方ないですね(笑) マイペース、否、確固たる自分を持つ可南子にとっては、納得いかないことばかりの就活。 平服=リクルートスーツにも屈せず、セクハラ面接官も笑顔であしらい、一般常識とは思えない筆記試験に野生の感で挑み、マニュアル本を投げ捨て、可南子はつき進むのでした。 連戦連敗でも、決して希望を捨てない可南子を私は心の底から応援せずにはいられない! 「好きだ!」と思いこと、思い続けること、大事です。 思いもよらぬ形で花開くことがあるものです。 可南子、がんばれ~! 「常識」から少々外れるけれど、とても純粋な可南子の恋にも心がふわりとします。 しをんさんって、本当にピュアです。 心に澄んだ泉を持っているばかりに生きにくい、それゆえの孤独を感じるのでした。 可南子も、もっといい加減に、テキトーに、長いものに巻かれて、周りに流されて生きられたら、ずっと楽だろうな、と思います。 でも、それができない可南子だからこそ、とても愛おしいのです。 アン
by books-05
| 2012-05-04 18:20
|
ファン申請 |
||