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2009年 05月 13日
こんばんは。
読み出したら止まらない乃南作品、とても怖いお話し。 日本推理サスペンス大賞優秀作です。 容姿に恵まれた、沼田志穂子(34歳)は女優を目指して上京するも、夢は打ち砕かれ、決して顔を出すことのない人形使いになりました。 挫折と孤独と屈辱と、様々なことが重なり合っていくなかで、だんだんと壊れていきます。 狂っていく、といった方がいいかもしれません。 登場人物すべてが、緻密に計算されていて無駄がなく、地味にちらりと登場する人も、 大きな役割を持っています。 壊れたり狂ったりする可能性は、誰にでもあると思います。 いくつもいくつも、悲しみや苦しみや寂しさが重なって、そして・・・。 私は、志穂子の孤独感がとても気になりました。 寂しさは、怒りなどの激しい感情と違って、じわじわと心に広がってくる、とても厄介な感情だという、精神科のお医者様の話しを読んだことがあります。 孤独は、本人しか分からない、そして、決して逃れられない難しい感情です。 怒りや挫折は、バネにできても、孤独はどうしたらよいのでしょう。 背筋がぞ~っと寒くなります。 暑くなるこれからの季節におすすめです。 さて、“だいこんどの” はに物になりました^ ^ 鯛のムニエル 大根と鶏の煮物 小松菜とアサリの辛み和え ごはん・じゃがいものお味噌汁 葉っぱはおじゃこと炒めてふりかけに。 でした。 まだまだ続く大根料理! 明日は何にしましょう♪ アン
by books-05
| 2009-05-13 23:08
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