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2010年 08月 17日
こんばんは。
前回は、さきたま古墳公園の記事に、思わずテンションがあがってしまいました。 失礼しました。 ものごのと感じ方、感動のツボには個人差がありますので、 「行ってみたけど、アンが言ってたのとぜんぜん違う!」 という可能性も十分に考えられますので、悪しからず(笑) さて、本ブログなので、本の紹介もしないとね♪ 『親鸞 下』 五木寛之 講談社 2010年 とてもよく売れているようですね。 先日、上巻がネット上で無料で公開され、話題になりました。 五木寛之さんは、ご自身のことを“ブッディスト”と言っておられます。 私の勝手な印象では、宗教的な信心とは少し違うように感じました。 ブッダの生き方に深く感銘を受けているそうです。 そんな五木さんが描く親鸞ですから、とても人間味溢れています。 上巻に続き、いくら修行を積んでも払うことのできない煩悩に苦しむ親鸞。 自分には仏性がないのかもしれない。 そんな親鸞ですが、少しずつ、そんな自分を受け入れていきます。 一方、都では、念仏を唱えれば、男も女も、善人も悪人も、富者も貧者も、 誰でもが極楽浄土にいかれる、と説く法然が人々の人気が集まっています。 生きて地獄、死んで地獄の、庶民たちが惹きつけられたのは当然でしょう。 人を騙したり殺したり、体を売ったり、死体の処理を仕事としたりしながら、 なんとか生き延びている庶民にとって、学問や修行などできるはずもありません。 そんな人々でも、念仏さえ唱えれば救われるのです。 それは次第に大きな力となっていきます。 既存の寺や、高貴な人々は、これまでの在り方を否定されることとなり、 弾圧に踏み出します。 本書は、親鸞が妻帯し、弾圧によって越後に流刑になるまでが描かれています。 ここから先、越後・関東での親鸞も面白いです。 こちらは、津本陽さんの『無量の光』で描かれています。 常にわが身の罪深さを恥じ、弱い者を見つめ続ける親鸞、魅力的です。 五木さんの『親鸞』はとても読みやすかったです。 親鸞が、「ピチピチした若い娘に、どうしようもなく気持ちを惹かれたのではありませんか?」 とお説教されるシーンは思わず吹き出してしまいました。 ピチピチって・・・(笑) 史実をもとにしたフィクションの色合いが強いようです。 とても面白かったですよ。 では、次回は再び さきたま古墳公園です^ ^ アン
by books-05
| 2010-08-17 17:15
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