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2010年 09月 13日
東京は再び真夏日でした。 明日からは、涼しくなる予報ですが、 さて、どうでしょう。 このところ、戦争に関する本を読んでいます。 平和で豊かな時代しか知らない私には、 申し訳なさと、いたたまらない思いがつのるばかりで ここで、読後感をことばにすることはできそうもありません。 なので、更新の間隔があいてしまいますが、どうぞ、のんびり待っていてください。 並行して読んでいる本をご紹介していきますね。 『哲学するって、こんなこと?』 篠原駿一郎 未知谷 2008年 この本は、若い人に向けて書かれています。 1章 存在の哲学 2章 知識の哲学 3章 道徳の哲学 4章 人生の哲学 5章 社会の哲学 から成り、天真先生が愛子・知彦の疑問にとことん付き合います。 心はどこにあるのか? 現在とはなにか? 鯨はどうして魚ではないのか? 人間の本性は悪なのだろうか? 永遠の愛は可能か? 多数決は民主主義だろうか? ・・・・・ などなど、次々に出てくる50の質問は、どれも素朴です。 常識と思われることも、ときに立ち止まって深く考える それが哲学することであり、人生を生き抜くために、考える力が重要だ とおっしゃっています。 本書は、1つの疑問を、対話形式で3ページほどにまとめています。 自分で考えるきっかけであり、考えを深めていく方法の示唆なので、 物足りなさを感じる気もしますが、続きは読者が哲学してみましょう。 これが正解、という答えのでる問いではないですから、 自分なりに、考えを深める練習をすればいいのだと思います。 高学年の読み聞かせにどうかな?と思っています。 これから、基本的な読み書きそろばんから、 ともすれば、「これは何の役に立つのか?」というような知識を詰め込んでいく彼らが、 得た知識を総動員して、何かを深く考えることを知ったら、きっと楽しいと思います。 “哲学”という分野の存在を知るきっかけとなれば、と思います。 深く考えることは、自分を見つめることでもあり、他者に気づくことでもあると思います。 いつでも、どこでも、宇宙をさまようような気分にもなれます(笑) さて、哲学するのは人間ばかりではないかも・・・。 遠くを見つめるカエルくん、何を考えているのでしょうか。 知の宇宙で迷子にならないようにね^ ^ それでは、みなさま、明日もよい1日を! アン
by books-05
| 2010-09-13 22:28
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