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2010年 11月 09日
今日は、友人と自家製天然酵母の店 ルヴァン でランチしてきました。 天然酵母のパンは、一口食べて「美味しい!!」というより、 しみじみと細胞が目覚めて喜んでいくような味わいです。 あ~、美味しい♪ お店の方にうかがったところ、緑色の干しぶどうから酵母をおこしているそうです。 生き物相手に、毎日、同じようにパンが焼けるのはすごいな~、と思います。 種類も豊富で、あれもこれも欲しくなりますが、高級品なのでそうもいかず・・・。 お金がなくば、自分で作るべし。 私は、季節の果物からおこす酵母が好きです。 果物によって、香りも味わいも全く違うんですよ。 酵母の力が弱く、膨らみが悪いこともありますが、そこがまた楽しい^ ^ さてさて、朝日新聞に書評が出ていた本を 『なめくじ艦隊』 古今亭志ん生 ちくま文庫 1991年 「日本人の自伝21」(平凡社 1981年)に収録 「NAMEKUJIKANTAI」入力→変換→「ナメクジ歓待」 うきゃ~!!(笑) 「歓待」しないでしょ! というのは、どうでもよくて・・・。 5代目古今亭志ん生さんの半生を語った自伝です。 口語体で書かれているので、落語を聞いているよう。 粋な江戸弁に、なんともいい気分になってきます。 志ん生さんの生きた1890年~1973年は、戦争が続く暗い時代です。 一方、みんな貧しいが故に、助け合い、なぐさめ合った、人情厚い時代でもありました。 酒・女・バクチ、と放蕩の限りを尽くした志ん生さん。 大変な貧乏で、落語の世界のような日々だったそうです。 無類の酒好きの志ん生さんは、戦争中もお酒が飲みたくてたまりません。 お土産にビールをもらった帰り道、空襲に合い、 「飲まずに死んだら、死んでも死にきれない」 と、全部飲んでしまった挙句、酔っ払って寝てしまいました。 いくら久しぶりだからって、空襲の最中ですよ! 家賃が要らないというので住んだ長屋は、巨大なめくじが出没する「なめくじ長屋」 食うや食わずの赤貧なのに、悲壮感がなく、楽しそうにさえ聞こえる語り口。 笑っちゃいけないけど・・・ぷぷぷ とても壮絶な体験をなさっているのに、そこに可笑しみを見つけています。 苦労を人間の厚みにしていかれる人は、とても魅力的です。 江戸弁を話していた亡き祖父母を思い出しました。 とても面白いです! おすすめです。ぜひ、お読みください♪ ふと、空を見上げると、三日月がとてもきれいでした。 みなさま、明日もよい1日を! アン
by books-05
| 2010-11-09 18:16
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