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2011年 01月 31日
1月も、もう終わりですね。 今月は、読書がはかどりました。 と思っていたら、月に25冊前後、30冊ちかく読むブロガーさんを発見! 軽めの本が多いとはいえ、私の倍以上。 どうやって読んでるんだろう??? 速読かなぁ~? 世の中には、すごい人がたくさんいるものです。 さて、私はマイペースで、参ります ♪ 『英雄の書』 宮部みゆき 毎日新聞社 2009年 2007年~2008年にかけて、毎日新聞に連載したものを、加筆修正した作品です。 <念歌>あるいは<黄衣の王の忌歌> プロローグの前にある、この古の歌が、 これから始まる物語が、ただならぬものであることを示しているようです。 主人公は小学5年生の森崎友理子。 ある日、理科の授業中、友理子は、すぐ帰宅するよう言われました。 先生方の様子が変です。 友理子は胸をざわざわさせながら、先生に付き添われ、タクシーで家へ。 さほどの距離でもないのに、タクシーなんて、やっぱり変です。 家には、真っ白い顔のお母さん。 いなくなったのは、お兄ちゃんでした。 学校で友達と喧嘩して、そして、そのまま行方が分からなくなっていました。 友理子は、ユーリとなって、お兄ちゃんを探す決意をします。 古書たちと共に。 私たちの世界は、歴史も、宗教も、日々の暮らしも、全て物語である。 人間は、生きることで物語を綴る。 本書は、その、物語をめぐるファンタジーです。 私たちの歩みの後ろについてくるはずの物語。 でも、人間はしばしば、正義・成功・勝利などとよんで、幻の物語に突き進もうとします。 その結果おこるのが、さまざまな戦い。 そして、誰かが傷つきます。 これは傲慢なる本末転倒であり、大罪である、と語られています。 身近なことで考えてみると、家族はこうあるべきとか、子どもにとってこれが幸せとか、 幻の物語ですね。 よくよく気をつけないと。 厳しくも、温かい物語でした。 ファンタジーとしてふわりと楽しむことも、潜っていって深く考えることもできると思います。 ユーリと一緒に、物語の世界を旅してみてはいかでしょうか。 私たちの物語も、世界の物語も、穏やかに紡いでいかれますように。 アン
by books-05
| 2011-01-31 12:20
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