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2011年 11月 08日
今日は立冬。
空気がひんやりしています。 じき、遠い北の国から、冬の女王が真っ白いコートに身を包み厳かに進んでくるでしょう。 先週の文庫で5歳のMちゃんと読んだ本。 そして、娘の大切な1冊。 『わたしのワンピース』 絵・文 にしまきかやこ こぐま社 1969年 幼稚園ころ~ 足踏みミシンを踏むうさぎちゃんの表情がとてもいいですね。 自分のワンピースを、心を込めて楽しんで作っているうさぎちゃんの心が、ふわりと伝わってきます。 まっしろなきれ ふわふわって そらから おちてきた さあ、カタカタとミシンを踏んで。 出来たてほやほやのワンピースを着たうさぎちゃん うきうき散歩に出かけます。 お花畑に行くと、あら不思議、ワンピースが花もようになっちゃった。 雨が降ってきたら、あら不思議、水玉もように。 こうして、ワンピースはいろいろな模様に変わっていきます。 どの模様もとてもすてき♪ びっくりハプニングも起こって、しっかりと心を捕らえます。 あまりにも有名なこの絵本。 にしまきかやこ さん30歳の時の作品です。 以前、こぐま社の代表取締役社長 佐藤英和さんの講演を聴く機会にめぐまれたのですが、 その時、佐藤さんが絵本を作る難しさ、不思議さを話して下さいました。 絵本は面白いものを作ろうと思って作れるものではなく、たくさんの奇跡が重なって生まれる、とおっしゃっていました。 「何でこれが?」というような絵本が、子どもたちに拍手喝采で迎えられる不思議。 50年以上絵本作りに携わってらしても、ヒットする絵本の作り方は謎なんですって。 そして、この『わたしのワンピース』はそんな奇跡がおこった1冊だそうです。 若い にしまきかやこさんからポンと生まれて、日本中の子どもたちに大歓迎された絵本。 あっちからも、こっちからも 「もいっかい!」の声が聞こえてきたことでしょう。 でも、この絵本がヒットするとを、おとなたちは予想していなかったそうです。 そして、その後、たくさんの絵本を世に送り出した にしまきさんですが、『わたしのワンピース』を超える作品はまだ出ていない、と佐藤さんはおっしゃっていました。 子どもと絵本を読んでいると、そんな奇跡の瞬間に立ち会えます。 「もいっかい!」「もいっかい!」と目をきらきらさせてせがむ子どもが、どんなに羨ましかったことか。 この絵本を本当に分かっているのは、読んでいる私ではなく、全身で感じている子どもなんですよね。 もし、1つ願いが叶うなら、子どもの五感、子どもの心が欲しい。 娘と息子は大きくなってしまったけれど、文庫に来てくれる子たちと、また楽しめます! 嬉しいな♪ 小さい方のお母様方、お子様、お貸しください!(笑) テレビを消して、どうぞ奇跡の時間をたくさんお持ちください。 子どもの中の大きな力に目を瞠ってください。胸がふるえます。 孫が欲しい(笑) アン
by books-05
| 2011-11-08 17:55
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