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2011年 12月 21日
今日はおとなの本をご紹介します。
文庫の会員さんであり 友人のあやこさんが貸してくれました。 この秋、あやこさんからお手紙をいただき、「積ん読(つんどく)」ということばを教えていただきました。 お手紙、いいですね。 メールは だんだんと埋もれていってしまいますが、手紙はいつでもそこに在ってくれます。 ご本人の了承を得ましたので、お手紙から引用しますと、 読まずに本棚に並べられているだけで、いい本は熟成されるんだって。 (中略) すみれ文庫の本たちが、この地域の子供たちの“ 積ん読 ”として 在ってくれる ことが、 すごくすごくステキなことで これ以上は身にあまるお言葉なのでこの辺で。。 すとん、と腑に落ちました。 たとえ、子ども時代に読まなくても、本棚や家の中のあちらやこちらで目にした存在感の ある本は、後になって無性に読みたくなったりします。 今の私がまさにそう。 とっても長い熟成期間でしたが、記憶のどこかにあった本にするすると手がのびる。 それにしても、我が家は「積ん読」が多すぎっ! 本棚はもとより ここにも。 ここにも。 トースターの横・・・。 このことばに励まされ、自分にプレッシャーをかけるためと買いすぎ防止のために積んでおいたはずの本たちが堂々としだしました(笑) そして、お借りした本に「積ん読」のことが書かれています。 『子どもの本の森へ』 河合隼雄 長田弘 岩波書店 1998年 臨床心理学者の河合隼雄さんと詩人の長田弘さんの対談です。 たくさんの子どもの本が登場します。 そして、現代の子どもが抱える様々な問題についても語られます。 おとなが守ってあげなくてはいけない 子どもにとって大切なことについて考えさせられます。 その1つに「逃げ場」としての「暗さ」があげられていました。 家の中が必要以上に明るすぎ、「逃げ場」がない、ということの苦しさ。 ひとりでベソかきたいのに、ちょっとした(個室ではなくて)暗がりがない。 それゆえ、家の外に逃げざるをえない。 また、清水眞砂子さんもおっしゃっていましたが、失敗する権利、失敗する自由、がとても制限されている、ということ。 苦しい時に、人は研ぎ澄まされ、おとなになる、と。 読んだことのある本は、新たな切り口に ほぉ~ とうなったり、そうそう と共感したり。 また読みたい本が増え、積ん読の山が遠慮なく高くなります^ ^ 河合隼雄さんと長田弘さんの楽しそうな話し声が聞こえてきそうです。 知らなかった作家さんに興味が涌くかもしれませんし、以前読んだ本を読み返したくなるかもしれません。 そして、じっと待っていてくれる未読の本たちがとても愛おしくなります。 あやこさん、すてきな本をありがとうございました! アン
by books-05
| 2011-12-21 01:48
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