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2012年 01月 13日
朝起きて、ぱっとカーテンを開ける瞬間が好きです。
雨でも晴れでも曇りでも。 元気な時も塞いでいる時も、それなりに一日は始まります。 今朝は西の空にくっきりとしたオレンジ色の月が輝いていました。 ただそれだけ。 でも、今日はずっとオレンジ色の月が一緒にいるような気がして ふふふな気分。 さて、夕べ、ごはんの後に読み聞かせをしました。 私の気まぐれで時々読むんです^ ^ 昨年、「このあの文庫」でお借りして、私も手元に置きたくて探していた本。 なかなか見つからなくて、「きっと相応しいときに来てくれるだろう」と神さまに委ねていました。 憧れのような気持ちを抱いていた本は、思っていたよりずっと早く、年末、劇的にやって来ました。 夢を見ているようで、目の前の本を呆然と眺めました。 たくさんの偶然(必然?)が重なり合って、今、私の手の中にこの本がある、その不思議さに圧倒されて声も出ませんでした。 ずいぶん長く呆然としていました。 そして昨夜、やっと開いたのです。 やれやれ、私の時間の流れはどれだけ遅いんでしょうね 笑 『イワンの馬鹿』 作 トルストイ 訳 北御門二郎 地の塩書房 1993年 (1881年~1886年) 小学校高学年頃~ 訳者 北御門二郎さんは、「このあの文庫」小宮由さんのおじい様で、生涯をトルストイに捧げられました。 どうぞ、「このあの文庫」のHPをご覧ください。 翻訳に大切なことは、原書に感動し、読者とその喜びを分かち合いたいと思うこと、だから トルストイが涙して書いたところは、私も泣いて訳します 訳者紹介より トルストイ、と聞いただけで尻込みしそうですが、本書に収められているのは易しいことばで書かれた7つの民話です。 読んだのは「イワンの馬鹿」 子どもたちは、タイトルを聞いただけで、けらけら笑っています。 トルストイを前に、わけもなく固くなってしまう私も力を抜いて読み始めます。 馬鹿のイワンと、その二人の兄弟・・・・・ 「馬鹿のイワンだって!」 と娘も息子も大笑い。 「10分くらい読んでくれればいいよ」と言っていた息子ですが・・・ すぐにぴったり張り付いてきて、もっともっと、と案の定最後まで読みました。 約60ページ、1時間、のどガラガラです。 読みたかったから、全部読めて嬉しかったんですけどね^ ^ 読み終えると、息子はとても嬉しそうな顔をしてほっぺにブチュブチュしてきました。 言葉はなかったけれど、何かを感じたようです。 そして、「今度は僕が読んであげる」と。 幸せな夜。 おじい様も、小宮さんもおっしゃっていますが、子どもに戦争のお話しを読ませるより、 「イワンの馬鹿」を読む方が、ずっとずっといいのに、と思います。 子どもたちには、戦争の悲惨さを教える前に、この世のすばらしさ、人の心の美しさをたくさん知ってほしいと思います。 感動する本に出会ったら、ぜひ、読んであげてください。 子どもが何歳になっても。 私の感動を子どもたちに。 「この喜びをあの子に」・・・は「このあの文庫」です^ ^ すみれ文庫にもありますので、ぜひ、お読みください。 アン
by books-05
| 2012-01-13 18:23
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